SNSでの集客が難しい。そう感じる方は少なくありません。
毎日投稿しているのに伸びない、企業アカウントだと反応が弱い、宣伝をすると「いいね」が減る…。
実はこれらは“運が悪い”わけではなく、SNSの 仕組みそのものを理解しているかどうか で大きく変わります。
本記事では、SNS集客に精通したつちやが、聞き手の前田に向けて、
「なぜ個人の発信が最も強く拡散されるのか」
「宣伝が嫌われる理由」
「顧客の声が最強のコンテンツになる背景」
といったSNSの本質を、会話形式でわかりやすく語っていきます。
アルゴリズムの特徴から投稿のコツ、有料広告の役割まで、
SNSで結果を出すための“王道パターン”を網羅的にまとめた内容です。
これからSNSを伸ばしたい方や、企業アカウントで伸び悩んでいる方にとって
実践に直結するヒントが必ず見つかるはずです。
それでは、つちやと前田の会話を通して、SNS集客の本質を見ていきましょう。
SNS集客で「個人発信」が最強な理由
つちや：SNSで集客するとき、一番大事なのは企業ではなく“個人アカウント”で発信することなんですよ。どのSNSでも、伸びているのはほとんど個人なんです。
前田：そうなんですね。企業アカウントは不利なんですか？
つちや：はい。企業アカウントは、無料での拡散力が数分の1に抑えられる仕組みになっていて。プラットフォーム側が企業には広告を使ってほしいからです。
前田：なるほど…。最初からハンデがあるんですね。
つちや：そういうことです。だから、無料の発信は個人で集めて、商品を売る段階で“企業＋広告”に切り替えるのが一般的です。
SNS投稿で避けるべき「宣伝ばかり」
つちや：投稿内容については、実は宣伝ばかりだと必ず「いいね」が減るんです。
前田：どうしてですか？
つちや：SNSを見る人って基本的に“暇つぶし”なので、興味のない宣伝は見たくないんですよね。だから、まずは日常の話、雑談、人生に触れる内容のほうが反応が良いんです。
前田：確かに、広告っぽい投稿はスルーしがちです。
つちや：交流の写真やイベントの様子は、比較的「いいね」が付きやすいですね。あと重要なのが、投稿文にURLを貼らないこと。貼ると拡散されにくくなります。
前田：URLはどこに置けばいいんでしょう？
つちや：プロフィール欄など、固定の場所なら問題ありません。
顧客の声は最強の説得力
つちや：集客に一番効果的なのは、やっぱりお客さま・生徒さんの声なんですよ。
前田：口コミってやっぱり強いんですね。
つちや：はい。特にシニア層は、同年代の実体験にすごく後押しされます。しかも共感が生まれるので「いいね」も付きやすい。音声でインタビューを録って、AIで文字起こしして投稿やLPに使うと効率も良いんです。
前田：ターゲットに合う言葉とかも大事なんですか？
つちや：そうですね。「老後の海外旅行が楽しみで」など、響く一言を冒頭に入れると効果が高いです。
SNSでは女性発信が伸びやすい
つちや：SNSでは、女性発信のほうが反応が良いという特徴もあります。
前田：そんなに違うものなんですか？
つちや：結構違いますね。男性が一人で発信すると、少し近寄りがたく見えることもあって…。なので、窓口役を女性にして、男性と掛け合いにするとバランスが取れます。
無料投稿と広告の役割分担
つちや：商品を知ってもらうのは、結局広告が一番効率的なんです。無料投稿で売ろうとすると嫌われるので、商品・サービスの認知は広告に任せるほうが自然ですね。
前田：Facebook広告はターゲティングできて良さそうですね。
つちや：はい、比較的安くて年齢なども細かく絞れますよ。
SNS集客の比喩：無料の“個人劇場”と有料の広告看板
つちや：SNS集客は、街頭に例えると分かりやすいんです。まず無料のSNSは、個人が小さな“路上劇場”を開く場所。ここで共感できる話をして、人を集めます。
前田：まずは人だかりを作るんですね。
つちや：そうです。そして集まった人に、第三者の声（口コミ）で信頼を深めてもらう。最後に、有料の“広告看板”で商品を案内する。
前田：順番が自然で、売り込み感がないんですね。
つちや：はい。これがSNS集客の王道パターンです。
投稿のリーチが落ちる原因とは？
つちや：SNSって、投稿が伸びるときと急に伸びなくなるときがありますよね。今日は、その“リーチが落ちる原因”について話したいんです。
前田：気になります。何がそんなに影響するんですか？
つちや：大きく分けると、アルゴリズムの仕組みとユーザーの行動に反してしまうことが原因ですね。
個人ブランドを作る“肩書き・顔出し・プロフィール”の最適化
つちや：今日は、SNSで個人ブランドを作るときに欠かせない肩書き・顔出し・プロフィールの最適化について話します。
前田：個人ブランドって、やっぱり重要なんですね？
つちや：めちゃくちゃ大事です。SNSは個人発信が圧倒的に有利な仕組みになっているので、この3つを整えるだけで反応が大きく変わるんですよ。
肩書き（タイトルや役割）の最適化
つちや：まず“肩書き”です。SNSでは、企業やブランド名で発信すると無料の拡散力が数分の1になるっていう仕様があります。
前田：そんなに違ってしまうんですか…？
つちや：違いますね。実際、個人アカウントは企業アカウントの数倍フォロワーが多いってデータもあります。
プラットフォーム側としては、企業には広告費を払ってほしいから無料の拡散を抑えてるんです。
前田：なるほど…。じゃあ肩書きも企業名より“個人”を前に出すんですね？
つちや：はい。SNSの個人アカウントは、無料で人を集めるための客寄せパンダ”の役割。企業名ではなく、まず“人が見える肩書き”にするのが基本です。
プロフィールの最適化
つちや：最後は“プロフィール”。
ここがSNSでは 玄関・トップページ の役割になります。
前田：たしかに、気になったらまずプロフィールを見ますね。
つちや：そうなんです。
だからプロフィールには一番大事な情報を置くべきなんですよ。
例えば——
・顧客の声や実例
・サービスの説明
・申し込み動線（LPや問い合わせ）
これは家でいうと“物置に眠ってる国宝”みたいなもので、
一番価値のある情報をここに集めます。
前田：URLもここに置くんですよね？
つちや：はい。
投稿の中にURLを入れると拡散されませんが、
プロフィール欄なら問題ありません。
前田：プロフィールが整っていると、アカウントの印象も変わりそうですね。
つちや：まさにそれです。
SNSはプロフィールが整っているかどうかで、
フォロー率や申し込み率まで変わりますからね。
【SNSのアルゴリズムを攻略するには？】
つちや：今日は、SNSのアルゴリズムをどう攻略するか、そして“投稿のリーチが伸びる共通点”と“逆に落ちてしまう原因”について話します。
前田：リーチって、やっぱり仕組みを理解してないと伸びないものなんですか？
つちや：そうなんです。SNSは、無料で人を集める人にはメリットがあり、ビジネス利用する人には広告を使わせたいという構造になっているんですよ。
【個人アカウントで発信するのが最強】
つちや：まず一番大きいのは、個人アカウントのほうが圧倒的に伸びるという点です。
前田：企業名よりも個人のほうが拡散されやすいんですね？
つちや：はい。企業名やブランドで発信すると、
無料の拡散力が 個人の5分の1 になってしまいます。
前田：そんなに差が出てしまうんですか。
つちや：実際に、個人アカウントのほうがフォロワーが5倍多いというデータもあります。
プラットフォームとしては、企業やビジネスは広告を買ってほしいので、無料では伸びにくいように設計されているんです。
前田：なるほど…。まずは“個人の顔”で発信するのが重要なんですね。
つちや：そうです。個人アカウントは無料で人を集めるための “客寄せパンダ” の役割を果たします。
【ユーザーの感情に触れるコンテンツが伸びる】
つちや：次に大事なのは、投稿内容です。
SNSで伸びるのは、商品ではなく “人の感情に触れる投稿” なんです。
前田：どんな内容が反応されやすいんですか？
つちや：人情話、嬉しかったこと、落ち込んだ話、自己啓発系など、
ユーザーの人生に触れるテーマですね。
前田：あぁ、思わず読んでしまうような内容ですね。
つちや：そうなんです。
あとは、交流の写真やイベント写真も「いいね」がつきやすいですよ。
前田：いきなり宣伝するのはやっぱり良くないんですね？
つちや：現実と同じで、初対面で売り込むと嫌がられますからね。
まずは雑談や共感で距離を縮めるのが基本です。
【“顧客の声”は最強のコンテンツ】
つちや：そして、SNSで一番強いのが “顧客の声” です。
前田：口コミってやっぱり響きますよね。
つちや：はい。同年代や境遇の近い人の体験談は、
購入を検討している人にとって 背中を押す材料 になります。
前田：確かに、体験談って一番信用できます。
つちや：そうなんです。
だから生徒さんやお客さんの実体験を積極的にコンテンツ化すると、「いいね」も増えていきます。
【発信者の性別による反応の違い】
つちや：意外に重要なのが、発信者の見え方なんです。
前田：性別も関係あるんですか？
つちや：あります。SNSは、女性発信のほうが「いいね」がつきやすい傾向があります。
逆に男性、特に中年男性などは少し“怖い”と思われがちで…。
前田：なるほど…確かにアイコンの印象も大事ですね。
つちや：なので、女性を窓口にして男性と掛け合いにするスタイルも有効です。
【リーチが落ちる原因① 企業の宣伝と認識される】
つちや：ここからは、逆に“リーチが落ちる”理由を話しますね。
前田：ぜひ知りたいです。
つちや：一番大きいのが、企業の宣伝だと判断されることです。
企業名で発信すると、さっき言ったように無料の拡散が5分の1に抑えられます。
前田：そもそも伸びない設定なんですね…。
つちや：そうなんです。
それに、SNSユーザーは暇つぶしで見てるので、
商品紹介の投稿は必ず「いいね」が減るんですよ。
【リーチが落ちる原因② 投稿文内のURL】
前田：他にもリーチが落ちる原因ってありますか？
つちや：あります。
投稿文の中にURLを入れることです。
前田：URLがあると、そんなにダメなんですか？
つちや：はい。技術的に、URL入りの投稿は
アルゴリズムが 拡散を制限する 仕様なんです。
前田：じゃあリンクはどこに置けば？
つちや：プロフィール欄です。
投稿本文には絶対に入れないのが基本です。